【05】映像IOT矢板事故防止策 <変位管理2>

 

(C)変形性能
変形性能は、50㎜で相当水位差が上流側は1.25ḿ/50㎜と、中間点1.50 ḿ/50㎜、下流側1.85 ḿ/50㎜であり、上流側が塑性化の傾向が強いことが確認できる。
下流側に比べ上流側の変形性能は、1.85/1.25=1.5倍と塑性進行が速いことが確認できる。

変位-水圧履歴図からは、水位1.25mで初期で50㎜の変位が、一回の荷重開放で80㎜残留しており、塑性化が強く表れていることが推察される。

上流側では、既に管理基準点(破壊基準点)を超えており、施工時においてはより安全性の対策が必要になる。
なお、鋼矢板の動態計測結果は、随時発注者に報告しており、上流部地盤の不安全性については確認されている。

図8 変位‐水位履歴図<上流側水圧変位曲線>

図8 変位‐水位履歴図<中間部水圧変位曲線>

図8 変位‐水位履歴図<下流側水圧変位曲線>

図8 変位‐水位履歴図<3地点水圧変位曲線>


<-- 前 HOME 一覧 次 -->

 

2018年04月02日