【07】淡路島・駒ヶ根市交流会 <事業目的と効果1>

事業目的

近年、政府においては、「YOKOSO JAPAN」、「日本風景街道」、「二地域居住」「観光圏事業」等「観光」「広域連携」をキーワードに地域の活性化を目指した施策が進められている。

しかし多くの地域は、観光化に必要になる広域連携において連携する地域間で施策に対する温度差があり一体感がないのが現状である。

 

人口減少や過疎化が進む地方経済は、交流性の向上策が、地域経済の活性化にもつながることから、地域同士が共有できる価値を探し出す手法と共有できる価値を持って双方向でコミュニケーションする手法が求められている。

 

本事業は、女性が中心になって、淡路島と同じ御食国の価値観を持てる駒ケ根市と、双方向のコミュニケーションの手法として生活に関係する食をテーマに、生活者同士が交流することを演出した交流会の効果を検証するもので有り、このコラボレーションから生まれる新しい付加価値(ネットワーク、新商品)の創出にある。

 

 

事業効果

(A)地域ホスタビリティの醸成
【交流会により親近感が形成される】
交流会開始時には、何となく他人行儀だった淡路島と駒ケ根の人たちが、最初に駒ヶ根の女性たちがフラを披露し、次に淡路の女性たちが舞台で阿波踊りを披露し、そのうち舞台から会場に降りてきて、誰かれなく阿波踊りに誘うと、あっという間に阿波踊りの輪ができていた、これこそ二つの地域の人たちの心からの親近感の醸成とともに文化理解が図れたと考える。


駒ヶ根の女性が先生になり


淡路の女性が先生になり


いつの間にか会場は一体感


【冊子作成により双方の地域の良さが再発見できる】
事業活動を通じ自らの地域のことを学習する機会が得られ会員間で自らの地域の共通基本認識を高める成果物としてのその知識を流布してゆく目的で地域のガイド冊子を兼ねた自慢冊子を作成しました。その冊子を地域間店舗の店頭に置くなどすることで、地域外からの訪問者等に対して、会員をはじめとする住民がいつでも共通認識に基づいた受け答えができるなど地域ホスタビリティの醸成のきっかけづくりを行っている。

 

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2013年12月24日