【17】淡路島・駒ヶ根市交流会 <事業目的と効果6>

事業効果

【新聞記事】

(兵庫 毎日新聞 2012年09月09日 地方版.)
御食国交流会:地域活性化へ、淡路島と長野・駒ケ根市交流

朝廷に食材を献上したことから「御食国(みけつくに)」と呼ばれた淡路島と長野県駒ケ根市が食を通じて交流するイベントが8日、南あわじ市八木養宜上の農業公園「淡路ファームパーク イングランドの丘」であり、家族連れら観光客でにぎわった。
南あわじ市と淡路市、五色町の3商工会の女性部と洲本商工会議所女性会などの主催。御食国の長い歴史がある淡路島と駒ケ根市の商工業者が食を通じて交流、地域活性化を図ろうと企画した。

双方から約50店が出店。淡路島から特産のワカメやタマネギ、くぎ煮、手延べそうめん、オニオンスープ、瓦のペンダントなど、駒ケ根市からはソースかつ丼、地酒、おやき、ごま製品などを出品。信州そばのそば打ちや五平餅の実演販売などもあった。

また、双方の特産品をコラボして考案した「そうめん酢」や「ごま塩」などの商品も紹介し、観光客にPRした。

10月28日には淡路島の会員が、駒ケ根市で淡路島の食や文化などを宣伝する。イベントを企画した南あわじ市商工会女性部の楓るみ子部長は「共通ロゴマークを作って双方が推薦する特産品を売り込むなど、今後も交流して淡路島を売り込み、商工会を活性化していきたい」と話していた。

(信濃毎日新聞)
「御食」つながりで交流会

駒ケ根市と淡路島の住民ら創建1900年の大御食(おおみけ)神社がある駒ケ根市と、皇室や朝廷に食料を納めた「御食国(みけつくに)」とされる兵庫県淡路島の住民らによる「山と海交流会」が28日、同市で開かれた。

物産販売の他、両地域代表による意見交換もあり、「人と人のつながりで新しい文化ができる」と今後の交流の発展に期待する声が出た。
「御食」つながりで、同市の市民団体「食と健康の郷(さと)開発協議会」などが9月に淡路島を訪ねたのに続いて企画。計約120人が参加した。

意見交換で、堀内宏一・同協議会長は「文化、経済、人の交流で、単独ではできない(地域の)売り出し方ができる」と期待。同島の楓るみ子・南あわじ市商工会女性部長は「不景気になると『地域の活性化』という言葉がよく出るが、これまで行動がなかった」とし、交流は「意識改革の機会になった」と話した。

会場には、駒ケ根市産のゴマと淡路島の塩で味付けをしたかりんとうや、同市中沢のカボチャと島特産の玉ネギを使ったスープの試食コーナーも。

いずれも商品化を目指しており、試食した人たちは「甘みがあっておいしい」などと感想を伝えていた。干しタコやタイの一夜干しといった海産物なども並び、駒ケ根市側はソースかつ丼やおやきなどを販売した。

 

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2013年12月24日